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From Shiro’s class やっぱりbeを使えない

次のセンテンスがおかしく感じますか。

This house is a good location.

 

さて、私のクラスから、皆さんにお役に立ちそうなことを一つ挙げましょう。

 

be動詞(実は私はbe動詞という呼び方があまり好きではありません。be 動詞というカテゴリーがあるように錯覚させられるからです。英語にbe動詞と呼べるものは一つしかありません。beだけです。is, am, are, was, wereはbeが変化したものです。私は単にbeと言っています。)の意味、働きとして、イコール、様子や状態、そして存在があります。

 

以下の文のおかしさは分かると思いますが、本当にとっさのときにこのようなことを言わない自信がありますか。

 

I am dry skin. 私は乾燥肌です

Thunder is afraid. 雷が怖い

 

どちらもbe=~は…である。このような認識を植えつけられたためにやってしまう間違いです。I am dry skin. はI = dry skin. となります。人間が皮膚になることはありません。もちろん正しくはI have dry skin. です。

 

つぎの例はbe afraidの主語がthunderになっていることが問題です。be afraidは怖がっている心の状態を言いますから主語は人に決まっています。正しくはI am afraid of thunder. ですね。

 

NativebusterのVolume1でも述べていますが、日本人は特にbeのイコール的意味合いを十分認識していません。beの後に名詞を持ってくるとそのbeは基本的にイコール的意味合いになります。ですからbeのあとに持ってくる単語が名詞なのかそうでないのかの認識は大切です。例を挙げましょう

Jenny is mental illness. ( Jennyは精神的に病んでいる。)

This house is a good location. (この家はいい立地だ。)

My left arm is pain. ( 左腕が痛む。)

 

お分かりでしょうか。実におかしな英語です。イコールなるはずのない二つのものがイコールで結ばれているからです。illnessは病そのものを言う名詞です。ですから、Jennyは病そのもの、人間を犯す悪魔のような存在です。そんな意味になってしまいます。locationは立地そのものです。家と立地がイコールになるはずがありません。これなんかは結構上級者でも言ってしまいそうです。

painは痛みそのもので形の無いものです。形ある腕が形の無い痛みとイコールになるはずがないのです。正しくはill(形容詞), have(動詞), hurt(動詞)を使うべきですね。

Jenny is mentally ill.

This house has a good location( for shopping). This house is built in a good location. あるいはThe location of this house is good (for…).

My left arm hurts.

 

今回はvolume1のbeに補足した内容になりました。分かっていても結構間違ってしまうからです。参考になれば幸いです。

 

2013年12月14日 11:59 - CATEGORY : Blog




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