from Shiro’s class 2
● 日本語に囚われない
大阪ではインフルエンザが流行っていた。
私の学校の初級のクラスの中である生徒さんが大阪から帰ってきて、言おうとして言えなかったのですが、皆さんならどういいますか。
日本語の発想で
Influenza is …とやってしまうと、
“流行っている”って何て言うんだ?と日本語の発想にとらわれてしまいます。最初の発想が日本語だと、もう最後まで日本語にとらわれてしまうのですね。
ちなみに流行っているというのを和英辞典で調べると、in fashion と言うのがあります。
ずっと以前、ある方がInfluenza is in fashion now.
と言ったのを覚えています。
このおかしさはお分かりですね。
インフルエンザにかかっていないと流行に乗り遅れたダサいやつになりますよ。あなたもインフルエンザにかかりましょう。そんな感じですかね。
ちょっと話がそれました。
私からちょっとだけこの生徒さんにヒントを与えました。その大阪の様子を、人々がインフルエンザで苦しんでいる様子をイメージしてもらうように言いました。すると動詞は何でしょう?
もう皆さんにはお分かりですね。
haveでいいはずです。
Influenzaは口語ではthe fluと言うことがほとんどです。
have the flu
ならば主体(subject)はmany people
Many people have the flu in Osaka.
もちろんボキャブラリーのある人は
The flu is really going around in Osaka. などとしてinfluenzaを主体(subject)にして言えます。
ただ、それはこのボキャブラリーが有ればの話です。そうでないのなら、人をsubjectにするほうがはるかに自然です。
日本語にとらわれないこと。
柔軟な英語の発想、特にイメージで動詞から発想する。このことをいつも頭にとどめておきましょう。
ちなみにインフルエンザに関してもう一つ。
インフルエンザの予防接種をうけた。こんなことを言いたいときどういいますか。
予防接種はvaccination
I’ve had a flu vaccination. と言っても良いでしょうが、もっと楽な言い方があります。
予防接種のことを口語では単にshotと言います。
だから、
I’ve had a flu shot. I’ve gotten a flu shot. 等といいます。こちらのほうが言いやすいし、馴染みやすいですね。
2014年2月20日 14:58 - CATEGORY : Blog