Study tip 1 発音 少しずつ直していく
日本人が英語で頭を悩ませる原因の一つに発音があります。
英語の発音は日本語とはかなりかけ離れていて、なかなか日本人には大変です。
私の住む地域の中学校では、(実は私の息子が通っていたのですが)今だにカタカナで英語の発音を教える教師がいるくらいです。dog: ドッグ、desk: デスク、chair:チェアー、と言った感じでプリントまでもらってきていました。
困ったものです。それはさておき、
The Nativebuster vol. 1~3にLとRの発音教材を特典としてつけていますが、これは特にこの2つの発音は日本人を悩ませてきたことを私が実感として感じているので作りました。
でもそれ以外の音についてもやはり直していきたいものです。
think と sinkが同じでは困ります。
betterをベターと発音していてはやはり日本人臭さが抜けませんし、
voteをボートと発音していたので全く通じなかったり、
boughtとboatの区別がつかなかったり。
実際困る部分はたくさん出てくるはずです。
でも、一度には直りません。また、すべての発音を気にしながら英語を話すトレーニングをしていると、そっちばかりが気になって、トレーニングの効果が半減します。
そこで私は次のようにしました。
1.まず、テーマの音を決める。
いっぺんに直そうとするから直りません。そこで一つか二つに課題の音を絞るのです。
例えばthの音にだけ集中するようにする。
2.その音が正しく発音できるようにする。
まず、市販の発音のテキストでも構いませんから、
(発音の仕方の説明はほとんどどれをとっても同じように解説してあります。)
そして、実際に鏡を見ながらやってみる。
もし知り合いに発音の出来る人やネイティブ、
英語がきちんと話せる英語教師などがいれば、
その人たちに聞いてもらってもいいでしょう。
どうしてもそういった人が身近にいない場合は自分で録音してでも、
やってみましょう。
そして今、完璧に出来なくても、
少なくともこれまでのカタカナ発音よりは数倍いいはずですから、よしとしましょう。
あとで微修正する機会は出てきます。
同時にその音が発音されている部分をCDなどで何度も聞いてその音に対するなじみを持たせることも大切です。
こうやって書くと大変そうに聞こえるかもしれませんが、
これを皆さんの生活の中で出来るときにやればいいのです。
3.その音を正しく発音することがクセになるまで
例えば課題の音がthだったとしましょう。
だとすると、他の音はとりあえずあまり気にしない。
ただし、英語をクチにするときはthの音だけは正しく発音しようとしてください。
その音だけです。それなら、そんなに英語を話すことの支障にはならないはずです。
the, think, cloth, both, thisなどけっこうたくさんありますが、
thの音だけは正しく発音しようとするのです。
そうしているうちに、だんだんそれが当たり前になり、
最初はかなり注意を払わなければいけなかったのが、自然になってきます。
thの音を正しい舌の位置で発音することが当たり前になってきて、
特に意識を必要としなくなります。
そうしたら、thの音についてはokayを出し、次の音、何でもいいです、自分が苦手とする音、にテーマを変えましょう。
私はこのようにして自分の発音を改善していきました。
時間はかかりますが、所詮どう頑張っても普通の日本人が英語を正しい発音で話そうとすれば時間はかかります。
私はむしろ、だんだん変化していく自分の英語の話し方を楽しむようにしました。
そうしているうちにリスニングの力も伸びていきました。
やはり、自分が話す英語の音と、実際に話される英語の音が違いすぎると、
聞き取りは難しいのですね。
どうでしょう。
参考になれば幸いです。
2014年7月5日 14:07 - CATEGORY : Blog